ここはベビーコピーヌたちが住んでいるお家。
まだまだ寒い冬の朝、お日様もまだ眠ったまま。7人のベビーコピーヌたちもぐっすり眠っているようです。そのとき、そっと玄関のドアを開けて、末っ子の女の子、リラが顔を出しました。そして、仲間のコピーヌたちを起こさないよう、そっとドアを閉めて、庭にかけだしていきました。
ベビーコピーヌたちのお家の庭には、いろんな楽しいものがあります。ぶどうのつるでバスケットゴールをつくったのは、ベビーポーラー、ベビーエボニー、スカイの男の子3人。ボールは、みんなで知恵を出して、大きなハチの巣をまるめてつくりました。ハチの巣のボールはクッションが良くて、とてもよくはずみます。よくはずみすぎて、なかなかゴールの中に入ってくれません。なんとかゴールに入ったときも、こんどは軽すぎるのでゴールの中に止まったまま、落ちてくれません。それだけじゃありません。この前なんか、ボールの中に残っていたハチが1匹飛び出してきて大騒ぎになりました。鼻の頭を刺されてしまったベビーエボニーは
「こんなに出来の悪いボールは、もうイヤだ!」
と言っていますが、それでも毎日3人で楽しくバスケットで遊んでいます。